WATARU
お悩みさん
・現状が辛すぎるのでどうにかしたい
というお悩みを持っている方向けの記事を書きました。
SES案件を抜けたいというお悩みはSESエンジニアとしてのキャリアをスタートさせた方に多い悩みとなっています。
実際、ITエンジニアという職業自体が鬱になる人が多い仕事でもあるので、今回の記事で自分が置かれている状況がどうなっているかについて冷静に考えるきっかけになればと思っています。
この記事を信頼してもいい理由
記事を書いている人が・・・
・現役のフリーランスエンジニア
・SES契約で稼働中
・フリーランス歴7年
今回解説する内容
・SES案件を抜けたくなる良くある理由
・案件を抜ける前に冷静に考えるべき事
・具体的な案件の抜け方
もしかしたら、この記事を読んでいるあなたは現状冷静ではいられないくらいにネガティブになっているかもしれません。
その場合は、結論だけでも良いので確認して次に何をやらなければいけないかを確認していってください。
ITエンジニアにうつ病が多い理由はこちらの記事にて解説してます。
結論:あなたの体が第一である
結論「まずは自分の体が第一である」ということを理解しましょう。
IT業界では精神的に参ってしまいうつ病になるエンジニアの方も多くいます。
うつ病になってしまうと、長期間仕事ができなくなってしまうため
・収入が減ることで日々の生活が厳しくなってしまう。
・長期間の離脱により業界への復帰が難しくなってしまう
というリスクがあります。
そのため、仕事ができないくらいになるまで我慢するというよりも、自分の精神状態がどのような状態にあるのかを日々確認し、うつ病や今後思考が停止しそうな状況になってしまうケースが考えられるのであれば、早めにSES案件を抜けることを検討しましょう。
また、現状自分の感情が上手くコントロールできないケースや仕事に行く気力が無い場合は自分の信頼できる人に相談して一緒に状況確認をしていきましょう。
単純にSES案件を抜けたいと思っている方については、その選択が最適解ではない可能性があるため、この記事で一緒に分析していきましょう。
詳しくは本文で解説していきます。
SES案件を抜けたくなるよくある理由
新人のSESエンジニアに多い「案件を抜けたい」というお悩みについて、よく耳にするSES 案件が抜けたくなる理由について
この章では解説していきます。
仕事についていけない
SES 案件を抜けたくなる理由で多いのが「仕事についていけない」という理由です。
主な原因としてはスキルと案件のミスマッチによるものが多いです。
基本的には面談を担当する人が相手のスキル感を見誤るケースが多いですが、SES企業の中にはスキルシートを偽造する企業がおり、完全に未経験なのにも関わらずスキルがある様に見せる企業もあります。
スキルシートを偽造した場合は確実にスキルのミスマッチが発生し案件に参画できたは良い物の仕事に全然ついていけないということもあると思います。
スキルを偽造しているという罪悪感と振られた仕事をこなせないという自責の念から自分を責めてしまい、仕事をするのが辛くなってしまう人も多いです。
人間関係でのトラブル
SES 案件を抜けたくなる理由で多いのが「人間関係のトラブル」です。
どの職場や現場にも癖のある人が一人はいるものです、そういった人とのコミュニケーションが上手く行かずストレスになってしまう方も多いです。
ITの現場は多くの人がストレスを抱えており、人によってはストレスの矛先が「相手に当たる」という方もいます。
相手に当たる気質の方の標的になってしまうと仕事がしずらくなるに加えて精神的にも参ってしまうケースがあり。
多くの方がSES案件を抜けたいと思う原因となっています。
残業が多く労働環境が悪い
SES 案件を抜けたくなる理由で多いのが「労働環境が悪い」です。
SESの稼働状況は案件によって様々であるため、炎上プロジェクト参画した場合、非常に労働時間が多くなる場合があります。
炎上プロジェクトの場合、SESのエンジニアも残業をお願いされるケースがあり、プライベートな時間が大きく削られてしまいます。
仕事が好きであれば残業もそこまで辛くないかもしれませんが、そういった方ばかりではないため残業や日々の労働にストレスを感じ案件を抜けたいと思う方も多くいます。
案件を抜ける前に冷静に考えるべき事
まず案件を抜けるという決心をする前になぜ案件を抜けたいのかを冷静に分析することも必要です。
この章ではSES案件を抜ける前に冷静に考えるべきことについて解説していきます。
抜けたくなった理由は何なのか
SES案件を抜ける前に考えるべきこととして「抜けたくなった理由が何なのかを理解する」必要があります。
SES案件を抜けたくなった理由によって対処方法が異なりますので自分でしっかり分析して対応する必要があります。
具体的には
・人間関係の理由なのか?
・スキルに関する理由なのか?
・残業に関する理由なのか?
上記であれば人間関係と残業に関する理由であれば現場を変えることは有効な手段であると言えますが、スキルに関する理由の場合は現場を変えることが有効な手段ではない場合がありますのでしっかりと自分がSES案件を抜けたい理由について考えてみてください。
現場を変えると解決する問題なのか
SES案件を抜ける前に考えるべきこととして「現場を変えると解決する問題なのかを理解する」必要があります。
具体的には再度同じことがおこってしまう可能性がどの程度あるのかということです。
現場を抜ける理由が
・コミュニケーション能力が低く人付き合いが根本的に苦手
・ロースキルのためやれる仕事が少ない
・いじめられておりうつ病になりかけている
であった場合、「いじめられてる」という理由以外は他の現場に行っても再度同じ状況に陥ることが充分にあり得ます。
もし、他の現場でも再発してしまう可能性が大いにあるのであれば今の現場で、歯を食いしばって問題を解決した方が得策かもしれません。
抜けることによって発生するトラブルがあるか
SES案件を抜ける前に考えるべきこととして「抜けることによって発生するトラブルがあるかを理解する」必要があります。
SESというビジネスモデルは基本的に企業間の繋がりや信用がとても重要なビジネスです。
契約についても特定の期間の範囲で契約する場合が多いため、抜け方によっては裁判沙汰になる可能性もあります。
例えば、「SES案件を抜けたいがあまりにバックレてしまった。」という場合は会社へ賠償金請求が行われる可能性があり、所属企業で肩身が狭い思いをするかもしれません。
なるべく穏便に抜ける為にも事前に抜け方については営業と相談をしながら進めていくべきでしょう。
具体的な案件の抜け方
ここまで読んでくれた方のなかには「もうどうしよもなく抜けたい」抜ける方法を知りたいという方も多いでしょう。
この章では具体的な抜け方とその手順について解説していきます。
営業に相談する
具体的な抜け方としてまずは「営業に相談する」ことから始めてみましょう。
基本的に上位会社との契約は各エンジニア担当の営業が行うことが多いです。
そのため契約の期間や抜け方の調整方法については営業を相談しながら進めていく方が良いでしょう。
相談時にしっかりとしたフォローが無く、一辺倒に「続けろ」といってくる営業がいる場合は担当を変えてもらうか、もしくは転職を検討してみても良いと思います。
会社を辞めない場合は3ヶ月ごとに抜けるチャンスがある
具体的な抜け方として「3ヶ月ごとに抜けるチャンスがあることを理解しておく」必要があります。
基本的にSESの契約は1か月~3ヶ月で行われるケースが多いです。
そのため、案件を抜けたいと思った場合は、その契約が終了したタイミングで抜けるのが一番トラブルが少ないです。
営業も契約書に記述されている期間よりも短い時間でSESの案件を抜けるということはトラブルになるきっかけになるため、おすすめはされませんし全力で止めてきます。
この契約形態を理解し営業と相談しながら落としどころを探っていくというのが良いのではないでしょうか。
会社を辞める場合は関係ない
この章で解説した内容について「会社を辞める場合は関係ない」ことを理解しておきましょう。
この章で解説させていただきました「営業に相談する」「契約期間を満了したタイミングで抜ける」というのは継続的に今の会社で働く場合を想定しております。
会社を辞める場合に関しては「会社間で結ばれているSES契約」は関係なく、あなたと所属企業の雇用契約が契約となってため、会社を辞める場合はいつでも辞めれます。
まとめ:原因が何かを冷静に考える
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回の記事のまとめです。
自分自身の体調に影響が出ている場合を除いては、SES案件を抜ける前に「原因が何かを冷静に考える」必要があります。
ということになります。
実際、現場を変えることでしか解決しない事象も多く存在しますが、自分自身が今頑張って仕事を継続しないと成長しないことや別の現場でも同じようなことがおこってしまうケースもあります。
自分がなぜSES案件を抜けたいのかを冷静に考えてみてください。
では、また別の記事でお会いしましょう。
ITエンジニアにうつ病が多い理由はこちらの記事にて解説してます。