WATARU
今回はこんなお悩みを持っている方向けに記事を書いております。
お悩みさん
・自分にフリーランスエンジニアとしての適性があるのかを知りたい
・フリーランスエンジニアに挑戦するにあたり不安を感じている
これから、フリーランスエンジニアになろうと思っている方にとっては、フリーランスエンジニアは「やめとけ」と言われている具体的な理由が自分に当てはまるのか気になる方も多いと思います。
この記事では、現役のフリーランスエンジニアである僕がフリーランスエンジニアは「やめとけ」と言われている理由と解決方法について解説していきます。
これからフリーランスエンジニアを目指す方にとって、この記事が参考になれば幸いです。
この記事を信頼してもいい理由
記事を書いている人が・・・
・現役のフリーランスエンジニア
・フリーランス歴9年目
結論:フリーランスエンジニアは「エンジニア以外の仕事をしたくない」ならやめとけ
結論としては、「エンジニア以外の仕事をしたくない」ならフリーランスエンジニアになることはおすすめできません。
フリーランスエンジニアになると、雑務や経理、営業などの仕事を自分でこなす必要があります。
これらを勉強しながら対応することは可能ですが、「エンジニア以外の業務は避けたい」という方は、現状のまま会社員を続けるか、転職を検討してエンジニアとして働き続けるかを選ぶとよいでしょう。
フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由3選
具体的に、フリーランスエンジニアは「やめとけ」と言われる理由について解説していきます。
収入が不安定になる
フリーランスエンジニアとして事業を開始した当初は、収入が不安定になりがちです。
フリーランスエンジニアになると、会社員のように毎月一定の給与が保証されているわけではありません。案件の内容によって売上や収入が大きく変動します。また、案件が無くなれば収入がゼロになるリスクもあります。
収入が不安定になることに対して大きな不安がある場合は、フリーランスはやめておいた方が良いでしょう。
福利厚生や社会保険が無い
フリーランスエンジニアは個人事業主であり、会社員であれば取得できる有給休暇や社会保険などの福利厚生制度がありません。
怪我や病気で働けなくなった場合、収入は保証されず、自分で何かしらの対策を準備しておく必要があります。また、年金や国民健康保険の支払いも全て自分で対応する必要が出てきます。
怪我や病気が不安である、または年金や国民健康保険の対応を自分でやりたくない方は、フリーランスエンジニアになるのはやめておいた方が良いでしょう。
案件管理を自分で行う必要がある
フリーランスエンジニアは、自分自身で仕事や案件を探す必要があります。
エンジニアとしては経験しないであろう営業やクライアントとの契約交渉、請求書の発行などの対応は、安定して仕事を得るために必要不可欠です。
営業や事務作業を絶対にやりたくないという方は、フリーランスエンジニアになるのはやめておいた方が良いでしょう。
フリーランスエンジニアはやめとけと言われている理由の解決方法
この章では、前の章で解説した問題点について、その解決方法や打開策を解説します。
本来、エンジニアはエンジニアの仕事に集中したいものです。自分が苦手にしている部分については、上がった収入を活用してシステムを導入したり、外注化することで解決が可能です。
「収入が不安定になる」の解決策
フリーランスエンジニアは、クライアントからの案件の有無により収入が大きく変動し、仕事がないと収入がゼロになるリスクも存在します。
具体的な解決策として挙げられるのは以下です。
・複数の収入源を確保すること
案件を長期間安定的に供給してもらうことが理想ですが、万が一に備えて別のクライアントから副業案件を受けておくとよいでしょう。
複数の収入源を持つことで、収入と精神面での安定を得ることが可能です。
・貯蓄を準備する
複数の仕事を獲得できない場合には、生活費の数か月分を貯蓄しておくとよいでしょう。
貯蓄があれば、リスクを取った行動ができ、より大きな成果が得られる場合もありますし、案件がなくなった場合の備えにもなります。
「福利厚生や社会保険が無い」の解決策
フリーランスエンジニアは個人事業主であるため、企業の福利厚生や社会保険が存在しません。自分自身に発生する様々なリスクを自分で補完する必要があり、有給休暇やリフレッシュの機会も自分で調整しなければなりません。
具体的な解決策として挙げられるのは以下です。
・民間保険に加入して保障を作る
働けなくなった場合の補償などは、民間保険を利用して保障を作りましょう。
仕事ができなくなった時の収入補償や家族の生活保障を目的とした保険を活用することをおすすめします。
・案件の切れ目に長期休暇の予定を立てる
フリーランスエンジニアは案件の切れ目に、長期休暇を取得しやすくなります。
社員旅行などがない分、家族と一緒に長期旅行を計画し、リフレッシュする機会を作ることが重要です。
「案件管理を自分で行う必要がある」の解決策
フリーランスになると、自分で案件の獲得、請求書の作成、経理や事務などを行う必要があります。これらの作業を経験したことがない方にとっては、ストレスを感じるかもしれません。
具体的な解決策として挙げられるのは以下です。
・管理ツールを導入する
フリーランスエンジニア向けに事務作業を効率化するためのツールが多くリリースされています。
契約・請求書管理ツール(例:Freee)やタスク管理ツール(例:Google ToDo)などを利用すれば、これらの作業を効率的に処理できます。
・エージェントを利用する
営業や顧客との契約交渉が苦手であれば、フリーランスエンジニア向けのエージェントを利用して案件を獲得しましょう。
エージェントを活用すれば、営業の負担を軽減し、技術に集中できる環境を整えられます。
やめとけと言われている理由を解決した後に待っているメリットとは
フリーランスエンジニアになるにあたり発生する様々な問題を解決できた場合、あなたには想像を超えるメリットが待っているかもしれません。
本章では、私がフリーランスエンジニアをやっていて感じたメリットについて解説します。
働き方や案件選びの自由度が高い
フリーランスエンジニアは、案件を選ぶことで働き方や報酬を自由に設定することができます。
そのため、理想のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。
案件をうまく選定すれば、地方にいながら東京の仕事をこなすこともできますし、難易度の高い仕事にリスクを取ってチャレンジすることもできます。
収入が大きく上がる
フリーランスエンジニアは、実績やスキル次第で高い報酬を得ることが可能です。
私の友人であるAさん(30代フリーランスエンジニア)の場合はサラリーマン時代500万円だった収入がフリーランスになって800万円まで上がったと言っていました。
フリーランスエンジニアになることによって収入が300万円上がるというのはとても魅力的ではないでしょうか。
ワークライフバランスを調整しやすくなる
フリーランスは、仕事量を自分で調整できるため、ワークライフバランスを取りやすいです。自分で仕事を受注している場合、成果物さえ作れていれば、仕事の時間を自由に選択できますし、業務委託であれば案件と案件の間に長期休暇を取ることも可能です。
自分の時間を大切にしている方には、非常に魅力的だと思います。
まとめ
フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由は、基本的にエンジニアとしての技術力に関することではなく、フリーランスとして必要な営業力やコミュニケーション能力、事務処理や社会保障などが主な原因であることがわかりました。
もし、この記事を読んでいるあなたがフリーランスになるか悩んでいるのであれば「自分がエンジニア以外の仕事をこなせるかどうか」という基準で考えてみるとよいのではないでしょうか。