WATARU
今回の記事はこんな方におすすめです。
お悩みさん
・構成図ってどう作ればいいんだ?
というお悩みを持っている方向けに記事を書きました。
WATARU
ということで、この記事では先日まで自分がかなり悩んでいたキーワードであるAWSの構成図について色々と調査をして乗り切ったので備忘録としてこの記事を書かせていただきます。
<この記事をざっくり解説!>
この記事はワタルの備忘録です。AWSの構成図の作り方について記事を書いていきます。
この記事を信頼してもいい理由
記事を書いている人が・・・
・現役のAWSエンジニア
・先日までAWSの構成図の作り方を悩んでいた
・なんだかんだでレビューを通過した
今回解説する内容
・そもそもAWS構成図とは?
・AWS アーキテクチャアイコンについて
・ツールキットの使い方
この記事をみている方はもしかしたら私と同じように
・自社サービスの新規立ち上げに伴い構成図の作成を依頼された
・客先から構成図の作成を依頼された
という方ではないでしょう。
自分も同じような境遇だったので是非この記事を参考に乗り越えていただければと思います。
結論:AWS 構成図はAWSが提供しているツールキットを使って作る
結論としてAWS構成図はAWSが提供しているツールキットを使ってPowerpointやExcelで作成します。
ツールキットではPowerpointとの互換性があることからPowerpointの使用が推奨されています。
私の場合はExcelの方眼紙方式で作成したかったためExcelで作成を行いました。
またAWS 構成図を作成するにあたりAWSのツールキットでは様々な推奨されているルールがあります。
その推奨されているルールに従って構成図を作成することで「整合性の取れた綺麗な構成図」を作成することが可能です。
そもそもAWS構成図とは
この記事を読んでいる方の中には「そもそもAWS構成図って?」と思っている方もいるのではないでしょうか。
この章ではAWS構成図とはという観点で構成図について色々と記述していきます。
AWS(インフラ基盤)の構成を図で表したもの
AWS 構成図とはAWSを使ったシステムのシステム構成図です。
システム構成図は、どのようにシステムが構成されているのかを図を用いてわかりやすく表現しているものです。
具体的にはこんな感じのものです。
どんなサービスをどのレイヤーで使用しているのかがわかりやすく表現されていますよね。
また場合によってはこの構成図に加えて通信の流れなども表現することが多いです。
アーキテクチャとも呼ばれたりする
AWS 構成図は場合によっては「アーキテクチャ」や「アーキテクチャ図」と言われる場合もあります。
辞書サイトでは以下のように表現されています。
「アーキテクチャとは、情報システムの設計方法、設計思想、およびその設計思想に基づいて構築されたシステムの構造などのことである。」
引用:weblio
所属している企業によっては「アーキテクチャ」や「アーキテクチャ図」という表現をされる場合もあるので、「構成図」へ変換して対処をすればいいと思います。
※もちろん、会話の中で疑問が出てきたら報連相はするべきなので認識に齟齬が無いかを確認した方が良いでしょう。
必要となる工程は要件定義(技術選定)が多い
AWS 講師図が必要になる工程は基本的には「要件定義中の技術選定」の工程です。
場合によっては案件入札や基本設計の段階で作成する場合もあると思います。
具体的に使う技術などは要件定義の段階でお客様から機能要件や非機能要件をヒアリングしていく中で決めていくため、AWS構成図の作成は要件定義タイミングが多くなります。
具体的な要件が決まると、お客様の予算や実現したいサービス内容や運用方式などを考慮して技術選定と構成を検討する必要があるので、構成図がこの工程が必要になるのと同時に基本設計を実施するにあたり、ある程度の構成は決定しておく必要があるのです。
AWS アーキテクチャアイコンについて
「AWS 構成図」と検索すると、似たような図面が多くでてきていることに疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
実は構成図を作成するにあたりAWSが推奨する形式で構成が作成できるツールキットが提供されています。
この章ではそのツールキットについて解説します。
AWS アーキテクチャアイコンの画面からダウンロード可能
AWS 構成図を作成するために必要なツールキットはAWSが提供している「AWS アーキテクチャアイコン」のページで入手することが可能です。
このツールキットを使用することで任意のオフィスツールを使ってAWSの構成図を作成することが可能です
具体的には以下のページよりダウンロードが可能です。
引用:AWS
今回はこのAWSアーキテクチャアイコンがダウンロードされている前提で記事を書いているので是非ダウンロードしてから記事を読み進めてください。
ツールキットはPowerpointとSketchと互換性がある
AWS アーキテクチャアイコンは「Microsoft PowerPoint」「Sketch」と互換性があります。
AWSが提供されているAWSアーキテクチャアイコンの画面にて使用できるバージョンなどについても記述されております。
またパワーポイント以外にもExcelやWordなどにも貼り付けが可能となっています。
ダイアグラム作成ツールともアセットパッケージを使うと連携できる
AWS アーキテクチャアイコンにてアセットパッケージを使用すると別のダイヤグラム作成ツールにもアイコンを取り込むことが可能です。
AWSアーキテクチャアイコンのページでは「Cacoo」「Draw.io」が使用できる旨が記述されておりました。
しかし、このサードパーティ製品に関しては会社の規則等で使用できない場合もあるのではないでしょうか。
私の今までの経験上サードパーティー製品を構成図作成タイミングで使用することは無かったです。
基本ケースとしてはPowerpointを用いたりExcelを方眼紙方式にてアイコンを貼り付けていく方法などがあります。
自分のあったスタイルで作成していければいいと思います。
ツールキットの使い方
AWSから提供されているツールキットは推奨されている利用方法があります。
この章ではAWSが推奨しているツールキットの利用方法について解説します。
新しいアイコンを作ってはいけない
AWSの構成を作成するにあたりオリジナルで新しいアイコンを作ることは非推奨とされています。
しないでください:「新しいグループアイコンを作成します。」
引用:AWS Architecture Icons
新しいアイコンを作ることのほかに、「アイコンを回転、反転させる」「サービスアイコンを切り取る」ことなども非推奨とされています。
ただし、ExcelやPowerpointの仕様上、アイコンなどは自作することも可能ですし、他のフリー素材などを利用することも可能です。
上記のルールを取りれるかどうかは会社の方針やプロジェクトの方針に依存すると言えるでしょう。
大きさを調整する時にもルールがある
AWS 構成図を作るにあたりツールキットではアイコンの大きさを調整する方法についてもルールがあります。
具体的には「アイコンの右下をshiftキーを押したまま変更する」方法が推奨されています。
「アイコンの整合性を維持するには、Shiftキーを押しながらサイズを変更してください。」
引用:AWS Architecture Icons
上記引用の文章でもある様に「すべてのアイコンの整合性を保つため」である可能性が高いため、私も意識して作成するようにしています。
サービス名の名前の表示方法もルールがある
AWS 構成図を作るにあたりサービス名の表示方式にもルールがあります。
具体的には「AWSサービス名は1行または2行に収まる必要がある」というルールです。
AWSサービス名は1行または2行に収まる必要があります。 AWSまたはAmazonには、常にサービス名を付ける必要があります。 行が単語の途中で途切れることはありません。
引用:AWS Architecture Icons
要するにAWSの各アイコンについているAWSサービス名は独自の判断で改行や命名の変更をしてはならないということだと思います。
構成図を作成する時は各サービス名の記載が被らないように構成図の幅を検討する必要があると思います。
個人的な備忘録
この章では自分の備忘録として記載していこうと思います。
同じようなことで悩んでいる方がいれば参考にしていただければと思います。
Excelを使う時は方眼紙方式が良い
Excelを使ってAWSの構成図を作成する時は「方眼紙方式」で記載する方がわかりやすい。
理由は行や列の追加の際に幅の調整がしやすかったリメンテナンスが比較的楽になるから。
具体的な方法としては「列の幅を”2.5″で設定する」です。
この設定で正方形が作成できるため、構成図を作成するにあたりとても書きやすくなります。
別資料に反映する時は画像として貼り付ける方が良い
Excelを使ってAWS構成図を作成した場合、他の基本設計書などの反映する場合は「画像として貼り付け」にて対応する方が良い。
理由は基本設計書や他の文章を伴う設計書については他フェーズの課題などにより設計変更が発生する可能性があり、行や列が追加された時にアイコンのサイズや位置などが変わる可能性がある。
上記の設計書の変更に対応するためにも画像として張り付けておいて影響がない様にしておきたいです。
コピペで使うとフォントがずれがち
AWS構成図を作成するにあたりプロジェクトで使うフォントやサイズがあるのであれば最後に一括で直した方が良い。
AWSのツールキットのフォントと実際にプロジェクトで使用するフォントが違う場合がある、意識しておかないと最終的に不格好な構成図になるため、AWSのツールキットのフォントとプロジェクトで使用するフォントについては常に意識しておくべき。
まとめ:結構細かいぞ!AWS(笑)
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
とは言え僕の備忘録として書いている記事のため見にくい点やAWSに関わっているエンジニアしか分からない用語等があったと思います。(すいません・・・)
この記事で構成図の作成に奮闘している方の参考になったのであれば書いてよかったなと思っている次第です。
ただ、今回の備忘録を書いていて思ったのが
「AWSの構成図を作るって結構ルール細かくてめんどくさい」ってことです(笑)
しかし、このルールを取り入れることで綺麗な構成図が作成できるのであればと思うとしっかり推奨されている方法で書いていきたいというのが私の意見です。
全体的なAWSの技術について強化したい方はUdemyがおすすめです。
UdemyとUdemyで学ぶべきAWSの講座については以下の記事で解説中です。

ということでこの記事が参考になれば幸いです。
ではまた別の記事でお会いしましょう!