WATARU
今回はこんなお悩みを持っている方向けに記事を書いています
お悩みさん
・フリーランスエンジニアへの転向を検討しているが将来が不安
・リアルな話が気になるが、情報がない…
これから、フリーランスエンジニアになろうと思っている方にとっては、フリーランスエンジニアになった場合の「寿命」がどの程度になるのかが気になる方も多いと思います。
この記事では、現役のフリーランスエンジニアである僕が、フリーランスエンジニアの『寿命』について解説していきます。
これからフリーランスエンジニアを目指す方にとって、この記事が参考になれば幸いです。
この記事を信頼してもいい理由
記事を書いている人が・・・
・現役のフリーランスエンジニア
・フリーランス歴9年目
結論:フリーランスエンジニアの年収は、50代から下落していく
2024年にRelanceが実施した調査により、フリーランスエンジニアの平均年収は、40代をピークに下落することがわかりました。
しかし、50代のエンジニアはPM(プロジェクトマネージャー)やITコンサルタントになることで年収1,200万円を超える人材が最も多いこともわかりました。
現在フリーランスエンジニアとして活躍している方や、これからフリーランスエンジニアとして活動しようと考えている方は、40代後半でフリーランスエンジニアとして続けるのか、サラリーマンに戻るのか、一度検討する必要があるでしょう。
フリーランスエンジニアの寿命はいつ?
では、改めて、フリーランスエンジニアの寿命について、エビデンスを元に見ていきましょう。
年代別平均年収
2024年にRelanceが1,000名のフリーランスエンジニアを対象に実施した調査によると、年代別の平均年収は次の通りです。
20代約520万円、30代約630万円、40代約670万円、50代約630万円。
出典:Relance
平均年収については、40代と比べて50代が約40万円低くなるという調査結果が出ました。
しかし、年収1,200万円以上と回答しているフリーランスエンジニアが最も多いのも50代であり、人によって収入に大きな差が出ていることがわかります。
年代別案件数の傾向
フリーランスエンジニアの寿命を知る上で、各年代にどの程度の案件数があるのかを把握することはとても重要です。
20代、30代
他の年代と比べて案件数が多い傾向にあり、フルタイムや大規模プロジェクトへの参加が増えるため、案件選びの幅が広がり、収入が上がりやすい年代です。
40代
案件数は30代に比べて減少傾向にありますが、40代になると、技術だけでなくマネジメント能力やコンサルティングスキルが重視されるようになります。
50代
技術的な案件数は減少しますが、アドバイザーやコンサルタントとしての仕事が増え、高単価で短期的な案件が多い傾向にあります。
40代、50代からのフリーランスエンジニアへの挑戦は遅い?
40代、50代からフリーランスエンジニアになるのは遅いのでしょうか?
ITプロパートナーズの調査によると、アンケート回答者の31.5%が40歳以降にフリーランスエンジニアとして独立したという結果が出ています。
出典:ITプロマガジン
20代、30代で培った経験を基に、40代や50代でコンサルタントやマネージャーとして高単価なフリーランスエンジニアとして活躍することも十分に可能です。
フリーランスエンジニアとしての寿命を延ばす方法
フリーランスエンジニアとして長く活躍するためには、寿命を延ばす方法を知ることが重要です。
技術の変化に対応する
フリーランスエンジニアとしての寿命を延ばすためには、常に最新の技術を学び続ける必要があります。
新しい技術とこれまでに培った技術をうまく組み合わせることで、顧客に対してより大きな価値を提供することが可能です。
最近では、新しい技術を学ぶためのプラットフォームが数多く存在しているので、積極的に活用していきましょう。
セカンドキャリアを検討する
プログラミングやPCスキルを教える立場になったり、これまでの経験を活かして中小企業の情シスとしてサポートをするキャリアも考えられます。
IT業界の最前線で活躍するだけがエンジニアの道ではありません。寿命を延ばすためには、こうした別のキャリアを検討することも価値があるでしょう。
PM、コンサルタントとしてのスキルをつける
フリーランスエンジニアの寿命を延ばす方法として、50代で案件数が最も多いとされるPMやコンサルタントの経験を積むのも有効です。
50代になると、30代や40代のような働き方は体力的に難しくなるため、なるべく早く多くの経験を積み、マネジメント職としての案件を獲得していきましょう。
フリーランスエンジニアの寿命についての様々な声
X(旧Twitter)でも話題になっていますが。
フリーランスエンジニアの寿命について50代から仕事を受注することが難しくなっていくようです。
Buu@元営業マンからエンジニアさんの見解
SES業界においては年齢の限界はあると思っています。
40代後半からは「マネジメント、コンサル、特定の技術に特化している」等の等の強みがない場合は単価は著しく落ちる。この状況を知ったうえで20代~30代のうちに何を学び準備するかがすごく重要だと思っています。
— Buu@元営業マンからエンジニア (@buu_SESengineer) September 10, 2024
小畑匡平|SONOSAKI/Expert Partnersさんの見解
フリーランスエンジニアってやっぱり50代になると結構きついですねhttps://t.co/7CIrGcH8qa pic.twitter.com/qPF3QFBqx0
— 小畑匡平|SONOSAKI/Expert Partners (@hey_obt) March 22, 2022
タカ@フリーランスエンジニアさんの見解
50代になってフリーランスから正社員に戻る人が多い的な話ってホントなんだろうか。。。
そう言う人らって何の為に正社員で働きたいと思うんだろう
普通に引退すると思うんだけど。。。
— タカ@フリーランスエンジニア (@takahhs) February 7, 2024
まとめ
今回は「フリーランスエンジニアの寿命」という観点でブログを書かせていただきました。
20代〜30代ではさまざまな案件に携わり経験を積み、40代でマネジメント経験を積み、50代ではその経験を活かしてコンサルやマネジメントを行う。
この流れを知っておくことで、フリーランスエンジニアとしての寿命を大きく延ばすことができます。
これからフリーランスエンジニアを目指す方や、現在フリーランスエンジニアとして活動しているものの今後のキャリアプランに悩んでいる方の参考になれば幸いです。