フリーランスエンジニアの年収はいくら?手取り金額や平均年収についても解説!

WATARU

こんにちは、フリーランスエンジニアのワタです。

今回はこんなお悩みを持っている方向けに記事を書いております。

お悩みさん

・フリーランスエンジニアになると今よりも年収が上がるの?

 

・フリーランスエンジニアの手取り金額はいくら?

 

・リアルな話が気になるが情報がない・・・

 

これから、フリーランスエンジニアになろうと思っている方にとっては、自分がフリーランスエンジニアになった場合の「年収」がどの程度になるのかが気になる方も多いと思います。

この記事では、現役のフリーランスエンジニアである僕がフリーランスエンジニアになった場合の「年収」ついて解説していきます。

これからフリーランスエンジニアを目指す方にとって、この記事が参考になれば幸いです。

この記事を信頼してもいい理由

記事を書いている人が・・・

 

・現役のフリーランスエンジニア

 

・フリーランス歴9年目

 

結論:フリーランスエンジニアの平均年収632万円

2024年にRelanceが実施した調査により、フリーランスエンジニアの平均年収は632万円ということがわかりました。

サラリーマンエンジニアからフリーランスエンジニアになった場合、平均で100万円程度年収が上がります。

これから、フリーランスエンジニアになるかどうかを検討している方は、自分の年収と比べて増えるかどうかを確認してみるとよいでしょう。

フリーランスエンジニアの年収(売上)の中央値

この章では、フリーランスエンジニアの年収を各年齢と各業種で確認してみましょう。

年代別平均年収(売上)

2024年にRelanceが1000名のフリーランスエンジニアに実施した調査によると、年代別の平均年収は次の通りです。

20代約520万円、30代約630万円、40代約670万円、50代約630万円。

調査エビデンス
出典:Relance

一般的に、日本人の平均年収が414万円ということを考えると、すべての年代において平均年収を上回る結果となりました。

ご自身の今の年収を比較し、大きく向上するのであればフリーランスエンジニアになることを検討してみてもよいでしょう。

職種別平均年収(売上)

フリーランスエンジニアの職種によっても年収には大きな差が出ます。

ProEnginnerの調査によると、データサイエンティストは約1020万円、フロントエンドエンジニアは約888万円、インフラエンジニアは約840万円、コーダー/マークアップエンジニアは588万円でした。


出典:ProEngineer【2024年最新】フリーランスエンジニアの平均年収を実例で紹介:求人を集計して解説

管理ポジションや特定の技術に特化している人材の年収が高くなる傾向があります。

一方、経験年数が浅くてもできる職種は年収が低くなる傾向があります。

業種別の高単価言語

フリーランスエンジニアが使う言語によっても年収に大きな差が出ます。

ProEnginnerの調査によると、JavaScriptは約876万円、Pythonは約936万円、Javaは約912万円、Goは約984万円でした。


出典:ProEngineer【2024年最新】フリーランスエンジニアの平均年収を実例で紹介:求人を集計して解説

案件が多く、人材が不足している言語や最新技術で使える人が少ない言語は年収が高くなる傾向があります。

今後のキャリアプランにぜひご活用ください。

フリーランスエンジニアの年収(手取り)の金額

フリーランスエンジニアの年収は、売上で表記されることが多いです。

売上とは、サラリーマンでいうところの額面に相当します。

では、フリーランスエンジニアの手取り年収はいくらくらいなのでしょうか。

手取り金額は、売上から経費と税金を差し引いた金額で算出

フリーランスエンジニアの場合どのように手取りの年収が決定するのでしょうか?

リーランスエンジニアの場合、手取り年収は「年間売上 – 経費 – 税金」で求められます。

・年間売上:クライアントから得た報酬の年間総額です

・経費:フリーランスエンジニア活動を行うために必要な交際費や交通費、通信費、PC代などの年間総額です。

・税金:所得税、住民税、国民年金、国民健康保険、場合によっては事業税、消費税の年間総額です。

これらがどの程度発生するかによって手取り金額は変動します。

フリーランスエンジニアになる際には、経理に関する知識も必要に応じて身につけることが大切です。

年間売上別の手取り金額

フリーランスエンジニアの年収(売上)毎に年間の手取り金額を算出しました。

自身がフリーランスエンジニアになった際に希望する手取り金額を得るためには、どの程度の売上が必要かを確認するための参考値としてご活用ください。

年間売上 税金* 年間手取り
1000万円 377万円 623万円
800万円 294.8万円 505.2万円
600万円 193.1万円 406.9万円
400万円 94万円 306万円
300万円 57.4万円 242.6万円

※税金の内訳:所得税:累進課税、住民税:10%、国民健康保険:10%、国民年金:20万円程度)
※経費については人により変動するため、経費なし(0円)として算出させていただいております。

本来は上記の売上金額から経費を差し引くことが可能です。

業務を行う上で必要な交通費や交際費を経費として差し引くことができるので、実際の手取り金額はもう少し上がります。

上記の情報からわかる通り、年間の売上が上がるほど税金も増えるため、しっかりと経費を管理し、必要に応じてiDeCoや小規模企業共済などの仕組みを使って節税を行うことをおすすめします。

35歳フリーランスエンジニアの手取り金額

年収別で手取り金額がどの程度になるのかを知ったうえで、具体的な数値を用いて手取り金額を計算してみましょう。

年齢は35歳の男性で、最近フリーランスエンジニアになり年収900万円を達成したフロントエンドエンジニアと仮定します。

課税所得算出

年間売上 900万円
経費 63万円
各種控除 203万円
課税所得 634万円

各種税金の算出

所得税(20%) 43.3万円
住民税(10%) 63.4万円
国保&年金(10%) 90万円
税金合計 196.7万円

手取り年収の算出

課税所得 634万円
税金合計 196.7万円
手取り年収 640.3万円

現役のフリーランスエンジニアである私から見ても、おおよその金額としては妥当だと思います。

具体的な手取り年収を知りたい方は、この算出例を参考にしてご自身の手取り年収を確認してみてください。

フリーランスエンジニアになった方々の声

サラリーマンエンジニアだった方々がフリーランスエンジニアになることで多くの方が年収アップを実現しているようです。

you 𝕏社畜SEはFIREを目指す (@youengfire)のケース

ほし | Python (@hosh_it_)さんのケース

リョーヤ@行動派エンジニア (@RyoyaWeb) さんのケース

まとめ

フリーランスエンジニアになると、基本的には年収が上がることがわかりました。

ただし、フリーランスエンジニアになることで、今までやってこなかった雑務や事務的な対応も必要になってきます。

しかし、私は年収だけでなく、ライフワークバランスを意識しながら案件を選定できたり、仕事をする上で必要な物や出来事について経費計上ができたりと、フリーランスエンジニアならではのメリットを感じています。

 

ぜひ、この機会にフリーランスエンジニアに挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。

具体的にフリーランスになるためのステップについては、下記の記事で解説しているので、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。

 

フリーランスエンジニアになる時にやることは?具体的な方法を解説します。