WATARU
お悩みさん
・近々フリーランスになるけど、やっていけるかな。
・フリーランスの将来性ってどうなんだろう。
というお悩みを持っている方向けの記事を書きました。
私自信が現役のフリーランスエンジニアとして活動していますが、実際「フリーランスエンジニアには向かない人・向く人」は存在します。
この記事では、私の経験と今までビジネス上、お付き合いのある業界の営業さんにアドバイスをもらい作成しました。
<この記事をざっくり解説!>
この記事はフリーランスエンジニアはやめておけと言われている理由についてと、あなたがそれに当てはまるのかを解説します。
この記事を信頼してもいい理由
記事を書いている人が・・・
・現役のフリーランスエンジニア
・フリーランス歴は約7年
今回解説する内容
・フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由
・フリーランスエンジニアに向いている人の特徴
この記事を読んでいる方は
・フリーランスエンジニアとしての活動を検討中
・フリーランスエンジニアになることのデメリットを調査中
という方が多いのではないでしょうか。
サラリーマンエンジニアからフリーランスエンジニアに転向することで、収入は約1.5倍~2倍程度に跳ね上がるという金銭的なメリットがあります。
しかし、フリーランスエンジニア故の特有のデメリットがありますので、フリーランスエンジニアへの転向を検討している方はしっかりとフリーランスエンジニアのメリットデメリットを把握する方が良いでしょう。
WATARU
結論:フリーランスエンジニアはやることがいっぱい
結論:「フリーランスエンジニアはやることがいっぱい」です。
フリーランスエンジニアは自営業故にやることがたくさんあります。
このやることをこなせなさそうと思う方は、フリーランスエンジニアはやめておいた方が良いです。
具体的には以下です。
・事務作業
・顧客とのコミュニケーション
また、別の視点で「安定した収入が無いと精神的に不安定になる方」や「定年後もエンジニアとして仕事をしようと思っている方」もフリーランスエンジニアをおすすめしません。
しかし、上記の様な点の条件にマッチしない、または不安が無いは積極的にフリーランスエンジニアに挑戦すべきでしょう。
フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由5選
「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われる理由は何なのでしょうか。
この章では「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われている5つの理由について解説いたします。
スキルが伸ばしにくい
フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由として「スキルが伸ばしにくい」というのがあります。
フリーランスエンジニアは「スキルが付く仕事をする」わけでは無く「スキルを活かす仕事をする」のが基本となります。
そのため、スキルがある前提で仕事を受ける為、業務をしていく中でスキルアップができるというケースは少ないです。
一般的なサラリーマンエンジニアの場合は困ったことがあれば先輩社員や同僚と一緒に解決に向けた対応を行うことができますが、フリーランスエンジニアは基本的に孤独ですし、外部に聞くにも「秘密保持契約」があったりするので安易に聞くことができません。
そのため、今あるスキルを活かすことが中心の仕事のためスキルを付けて行く仕事ができない。
スキルが伸ばしにくいというのフリーランスエンジニアはやめとけと言われるの一つと言えます。
景気に影響を受けやすい
フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由として「景気に影響を受けやすい」というのがあります。
フリーランスエンジニアは発注元の企業にて仕事があれば発注が来るのが基本的なスタンスとなるため、景気動向により企業の売上が落ちたりIT投資の意欲が落ちることにより真っ先に影響を受けます。
具体例として2020年に猛威を振るい始めたコロナウィルスの影響で一時的にITの案件数が激減したというのがあります。
引用:Geechs Job
上記のデータから、2020年3月と2020年5月比は約半減していることから景気に影響を受けやすい業界であると言えます。
特に高年齢、低スキル、外国籍という特徴を持っている方は削減対象となることが多いです。
こういった点もフリーランスエンジニアはやめとけと言われるの一つと言えます。
営業活動を自分でやる必要がある
フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由として「営業活動を自分でやる」というのがあります。
サラリーマンの場合は基本的に会社に営業部があり、自動的に案件の獲得から契約、管理までを全て行ってくれていましたが、フリーランスエンジニアの場合はこれらを全て自分でやる必要があります。
具体的にフリーランスエンジニアの営業方法は2種類あります。
・訪問や紹介などで直接営業する。
・エージェントなどを使用して仕事を紹介してもらう。
※エージェント:レバテックフリーランスやGeechs Jobなどがあります。
最近はエージェントなどを利用して仕事を紹介してもらうのが主流となっているため、昔に比べ、この営業を自分でやることの負担が軽減されています。
しかし、自分でプロジェクトが終わることを見越しで動いたり、エージェントや仕事の発注元と円滑なコミュニケーションや交渉を行う必要があります。
そのため、エンジニアとしての仕事以外のことが苦手な方にとっては、フリーランスエンジニアはやめとけと言われる原因となります。
50歳以降の需要が激減
フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由として「50歳以降の需要が激減する」というのがあります。
一般的なサラリーマンエンジニアの場合、30代後半からプロジェクトリーダーやマネージャーを経験し40代後半になると優秀な人は管理職へ移行する傾向があります。
フリーランスエンジニアは「PMなどの管理ができる」または「最新の技術を使えるエンジニアであり続ける」以外は収入が落ちていく傾向にあります。
引用:SE HACK
年齢 | 45~49歳 | 50歳~54 | 比率 |
平均金年収(万円) | 876 | 660 | -24.7% |
上記のデータを基にすると、50歳以降は平均で約25%収入が落ちる可能性があります。
こういった点もフリーランスエンジニアはやめとけと言われるの一つと言えます。
確定申告などが面倒
フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由として「確定申告などが面倒」というのがあります。
フリーランスエンジニアは自営業に分類されるため、毎年2月~3月までの間に確定申告を行う必要があります。
確定申告をしないと納税が行えないわけですから、脱税となってしまいます。
フリーランスエンジニアは常にこの確定申告を意識した帳簿や会計簿を付ける必要がありますが、この作業は慣れないと相当大変な作業です。
また、税理士や会計士に丸投げをすることも可能ですが、丸投げをするとなるとそれなりの費用が掛かってきます。
そのため、エンジニア以外の事務作業等が苦手な方にとってはフリーランスエンジニアはやめとけと言われる原因の一つだと言えます。
フリーランスエンジニアはやめとけはこんな人には当てはまらない
前の章では「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われいている理由について解説いたしました。
しかし、逆説的な観点で言うと、先ほど説明した「フリーランスエンジニアはやめとけ」が当てはまらない方は積極的にフリーランスエンジニアに挑戦すべきであると言えます。
この章ではそんな「フリーランスエンジニアはやめとけ」に当てはまらない方の特徴について解説いたします。
スキルがある・自分で業務レベルのスキルを得れる
積極的にフリーランスエンジニアになることをおすすめする人材の特徴として「スキルがある・自分で業務レベルのスキルを得れる」があります。
フリーランスエンジニアは「スキルを活かす仕事をする」のが基本的なスタンスのため、現場や案件に入ることによってのスキルアップは期待できません。
場合によっては、スキルが無いことでクレームに繋がったり失注に繋がったりするため、フリーランスエンジニアは常に自分のスキルをアップデートしていく必要があります。
または、サラリーマンエンジニア時代に培った莫大な経験を活かして仕事ができる方は積極的にフリーランスエンジニアになることをおすすめします。
コミュニケーション能力がある
積極的にフリーランスエンジニアになることをおすすめする人材の特徴として「コミュニケーション能力がある」があります。
フリーランスエンジニアはエンジニアとはいう物の、フリーランスである以上、自分で仕事を受注する必要があります。
また長期的に案件を受注するためにも顧客や周囲とのコミュニケーションがとても重要になります。
特に「またこの人と一緒に仕事がしたい」と思わせる能力がかなり重要です。
このホスピタリティ溢れるコミュニケーションが取れる方はフリーランスエンジニアになることをおすすめします。
マネジメント能力がある
積極的にフリーランスエンジニアになることをおすすめする人材の特徴として「マネジメント能力がある」があります。
コミュニケーション能力の上位互換と言っていいこのマネジメント能力。
マネジメント能力は「管理能力」であり、マネジメント能力があるということは「周囲とのコミュニケーションを円滑に取り、プロジェクトを成功に導くこと」と言えます。
具体的に言えば、顧客に対して「この人に任せておけば大丈夫」と思われることです。
「この人に任せれば、自然の会社の利益が上がる。」と顧客に思われていれば仕事に困ることは無いでしょう。
また、この能力があると顧客は絶対にあなたのことを放したくないという状況が生まれるわけですから、収入はプロジェクトの予算の範囲で青天井で右肩上がりになるでしょう。
このマネジメント能力がある方も、フリーランスエンジニアになることを強くおすすめします。
事務作業を難なくこなせる
フリーランスエンジニアになることをおすすめする人材の特徴として「事務作業を難なくこなせる」があります。
フリーランスエンジニアはエンジニアといっても、自営業者にカテゴライズされるわけですから、自営業者としての最低限の事務作業を行う必要があります。
・確定申告
・経理
・請求書作成
・顧客とのコミュニケーション
上記のようなことをやりつつ、エンジニアとしての活動を行います。
事務作業などをマルチに難なくこなせる方はフリーランスエンジニアになることをおすすめします。
まとめ:向上心が無い人はフリーランスエンジニアはやめとけ
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事のまとめとしては「向上心が無い人はフリーランスエンジニアはやめとけ」と言えるでしょう。
フリーランスエンジニアはエンジニアでありながら自営業者(個人事業主)です。
そのため自営業者が行うべき一般的な事務作業をこなす必要がありますし、自分が安定的に仕事を受注して収入を確保するために日々活動する必要があります。
こういったことを「めんどくさい」と思う方はフリーランスエンジニアはやめとけ、と言えるでしょう。
これらを「楽しい」と捉えて日々勉強していく向上心がフリーランスエンジニアには向ていてると言えます。
では今回はこの辺で!
また別の記事でお会いしましょう。