WATARU
今回も前回に、引き続き駆け出しエンジニアがエンジニアとして活躍できるようになる為のプロセスについて解説していきます。
今回の情報は「案件期間の延長と変更」について記述していきます。
案件期間の延長と変更
案件の期間とは?
それぞれの案件には案件の期間というものが決められております。
それは、受託の場合は納品の期間でもあり、SESの場合は退場タイミングでもあり、契約期間延長の場合は再度単価交渉のタイミングといってもよいでしょう。
また、自己都合によって案件を辞めたりするタイミングとも言えます。
平均的な案件の期間とは?
今回は、IT企業の方に協力して頂き、平均的な案件の期間を調査いたしました。
SES
現場参画テスト期間:1カ月
現場参画期間:3カ月
SESにおいては、参画した人材を見き分ける為に、1カ月で一度契約を結んだ後、様子を見て本契約として一般的な3カ月の期間で契約を結ぶケースが多いようです。
新人の方は、1カ月目の評価が悪いとそのまま退場になってしまうケースがあるといえます。
逆に言えば、最初の1カ月だけ、乗り切れば滅多な理由ではその後の本契約期間で契約がなくなることはないといっていいでしょう。
また、SESについては、この期間で契約が結ばれているため、一度入ってしまった現場についてはこの期間事でないと辞めれないという事も発生するようなので注意が必要です。
この期間をめぐってトラブルになるケースはとても多いです。
受託
フリーランスの方はスキルやできる事や、そのスピードなどによって納品期間を設定します。
お客様の予算や自分のスキルに合わせて、期間は様々ですので、明確な期間はありません。
ですが、下記のような工程がある上で期間を選定する必要があります。
普通であれば、上記のような工程があるので、それを考慮した見積もりや期間設定などをする必要があります。
またフリーランスの場合は、この工程をすべて行う必要があるのでこの工程を終了し納品しないと終わりもしなければ延長もできないという事になります。
現場期間についての例
現場の変更や期間の延長についての意見は様々ですがこの工程では現場や案件の変更または延長した例について記載します。
<30代前半男性:人間関係に疲れたから=変更します>
エンジニアが抱える一番のストレスはこれとも言ってよいでしょう、SESなどで働く人間にとって現場が変わるということはよくあることで、一度人間関係の構築に失敗すると何をしてもストレスになるケースが多いです。この場合は期間を延長せずに変更してしまいましょう。
<20代前半男性:成長したいから=変更します>
将来フリーランスになることを見据えた人生設計をしている人からすると、一つの場所で何年も同じことをやるのはとても退屈です。
そんなときは一度現場を変更して別の経験を積むのも良い手といえます。
<30代後半男性:PLになるために=延長します>
年齢が上がってくるにつれて、管理職になるケースが多いです。
その場合、信頼されている人やその仕事の事を深く理解している人がリーダーを任されることが多い為、管理職に就きたい方は、一つのところに長くいるほうが良いといえます。
<20代後半男性:納品が終わったので運用として=延長します>
システムの開発が終了すると、基本的にそれを維持してい行く人間が必要になります。企業にとってはこれは継続的な収益を発生させるためにとても都合がよいです収益を安定させるためにはこの方法はとても良いといえます。
自分にあった働き方
人によって変更延長は様々
基本的には、現場の延長と、変更については人それぞれです。
安定を求めるのかチャレンジするのかでも違いますし
人間関係が完全に変わるので、そこに対して面倒くささなどを言感じるか否かでまたそれぞれです。
ですので、一度参画してみたり、簡単な仕事を受注してから考えてみるというのもよいかもしれないですね。
巻き起こるトラブル
ここでよく起こるのが、納品や延長をめぐってのトラブルです。
結局は都合の良いように働きたいエンジニアと利益とお客様重視の企業側との意見の対立です。
<SES>
・契約の時間以上は働いてほしい
・契約の期間以上は長くいてほしい
・会社の人間が参画している為、面倒を見てほしいからいてほしい
などなど、営業サイドの都合で依頼をされるケースも少なくはありません。
ですが、そこはあくまで企業側の意見になりますので、お互いがwin-winになれる落としどころを確認しつつ交渉をするのが良いでしょう。
<フリーランス受注>
・納品までの期間を短くしてほしい
・できるだけ安くしてほしい。
・こんな機能も追加してほしい
フリーランスで受注をする場合は、一度要件定義をしていたとしても、こういったトラブルはよく起こります。
これも、利益を重視する企業側の意見とできるだけ自分のペースでやりたい受注側の意見が対立したものになります。
上記のようなトラブルに関しては、再度要件定義を実施し今あるシステムに対して導入可能か含めてお客様調整が必要でしょう。

JESHOOTScom / Pixabay
まとめ
高単価エンジニアとは
今までいろいろな情報を記載してきました。そして今回はその総まとめとなります。
結局、高単価エンジニアとは何なのか?
高単価エンジニアとは、人よりも高いスキルを持ち人よりも高い収入を得ているエンジニアを指します。
もし、入ってくる収入のみを考慮するのであれば、個人事業主としてエージェントを持ち、良い案件を受注できることが何よりもの条件となります。
その反面として、様々な諸経費は発生してくるのもまた、個人事業主でもあります。
それを踏まえたうえで、どのようにお金を残すのかも考慮しなくてはなりません。
今回のコラムで記載させていただいた内容は
個人事業主×SES or 受注=最強
であることを前提として書かせていただきました
これが、エンジニアさん達の参考になれば幸いです。
では
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