WATARU
今回は前回に、引き続き駆け出しエンジニアがエンジニアとして活躍するためのプロセスについて解説してきます。
完全なリモートフリーランスエンジニアになる前のステップ「エージェントを通して仕事を取得する方法」
エージェントの活用方法について記載いたします。
エージェント活用とは
世間的にはあまり知られていない方法ですが
最近は、仕事を取ってくる人間と仕事をする人間は別々であるケースが多くなってきております。
企業間で考えるとわかりやすいですが
大手が営業をして仕事を受注する、その仕事を下請け企業に対して横流しする。
下請け企業が大手企業へ成果物の納品を実施し大手企業がお客さんに対して納品を実施する。
大手IT企業の仕事とはこんな感じです。
それを個人レベルで行っており、
エージェントが営業をして、その内容を個人のエンジニアへ横流しする。
個人エンジニアがエージェントに対して納品を実施して、エージェントはお客様へ納品を実施する。
要はエージェント中抜きする人です。
ですが、エージェントがお客さんとの調整をしてくれたり、金額の交渉をしてくれたりするので
この場合エージェントが、どれだけ営業の実力があり、薄利多売で営業しており、かつエンジニア目線で仕事を受注できるかが
重要になってきます。
良いエージェントの悪いエージェントとは
エージェントはピンキリです。
めちゃめちゃいいエージェントもいれば、糞みたいなエージェントもいます。
良いエージェントとは
・エンジニア目線
・薄利多売(エンジニアに対して)
・営業がめっちゃ上手
というのが条件です。
逆に悪いエージェントは以上の条件とは逆のことが言えます。
良いエージェントの見分け方
良い仕事は良いエージェントからとは言いませんが
エンジニアはコミュニケーションが苦手な生き物です。
自分で営業などをしたくないからエンジニアになった方も多いでしょう。
という意味では自分で営業をしなくてもいいようにエージェントを見つける必要があります。
そして良いエージェントは以下の条件に当てはまるエージェントだと思っております。
・エンジニアがどういう生き物かをよく理解している。(自分が元エンジニアとかは最高です)
・企業に雇われていない
・目先の利益よりも将来的な利益に対して積極的に行動ができる
ではそれぞの条件について解説をしていきます。
■元エンジニアである。
上記の条件に一致する人間はエンジニアがどういう人間かをよく理解しており、エンジニアの声にすごく耳を傾けてくれます。
「契約期間があるので頑張って下さい」とか「業務時間はこれくらいなので~」などと話しをしてくるのではなく
「こういう場合にはこう立ち回ったほうが良いですよ」や「こういう風にステップアップしてきましょう」と寄り添ってくれるエージェントが良いエージェントといえます。
■企業に雇われていない
企業に雇われているエージェントに関してはあくまで業務的に仕事をしている可能性が多いにあります。
ということはかなり機械的に仕事をしているケースが大半です。
機械的にというのは、決まった利益を確保して営業をするということです。
いくらいい人であったとしても会社の規則に乗っ取った行動しかできないのはかなりエージェントとしてはリスクと私は思っております。
■目先の利益よりも将来的な利益を優先する。
企業に所属しているケースなどを例に挙げると、基本的には「●●万以上の利益をあげろ」などという規則があったりするものです。
スキルが少なく、35万円の利益がでないのに、企業の利益を優先した場合8万円差し引かなくはなりません。といった場合はどうでしょうか?
収益は27万円になってしまいます、より、将来的な利益を気にする方は「今回は売り上げが少ないので、こちらの利益を少なくして4万円にしよう」などと、言えるようなエージェントを見つけられればより良いです。

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有料なエージェントと出会うには?
まとめ的な話にはなりますが
今までで解説してきた、「最強のエージェント」と出会うには、基本的には「紹介」でしか出会えないと思っております。
なぜなら、良いエージェントにはエンジニアが多くついております。
多くついているという事はそのエンジニア達に仕事を振っていれば正直売り上げ的には困っていないでしょうし
良いエージェントであれば何もしなくても仕事はいくらでも入ってきます。
今は、SNSもありますし、色々な人と出会いその出会いの中で自分の担当のエージェントを紹介してもらうのがベストな方法だと私は思います。

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今回は「良いエージェントとは」と、「エージェントの見つけ方」について、解説させていただきました。
フリーランスに取っては欠かせないビジネスパートナーそれがエージェントになります。
そのエージェントは正直企業でも個人でも問題ありませんが、利益のコントロールなどが自分でできることが良いエージェントの大前提になります
是非、皆さんもこれを参考に自分にとって最強のエージェントを見つけてみてはいかがでしょうか?
次回は「フリーランスエンジニアの基本単価交渉」について記載いたします。
是非お楽しみに♪